カルシウムと「イライラ」についての研究報告があるわけではなく、カルシウム不足とイライラは関連しませんが、カルシウムは脳の興奮を抑える働きがあります。 カルシウムには脳神経の興奮を抑える働きがあります。 そのため、“カルシウム不足=脳神経の興奮=イライラ”と考えられがちです。
カルシウムの摂り過ぎはだめですか?
カルシウムの過剰によっても、高カルシウム血症、高カルシウム尿症、軟組織の石灰化、泌尿器系結石、前立腺がん、鉄や亜鉛の吸収障害、便秘などの様々な健康障害が起こります。 また、亜鉛や鉄などの他のミネラルの吸収も妨げられます。
カルシウムが多いとどうなるの?
高カルシウム血症とは、血液中のカルシウム濃度が非常に高い状態をいいます。 カルシウム濃度の上昇は、副甲状腺の問題や、食事、がん、骨に影響を及ぼす病気が原因で発生します。 最初に消化管の不調、のどの渇き、多尿がみられ、重症化すると錯乱、やがて昏睡に至ることがあります。
すぐイライラする 何が足りない?
昼食・夕食前など、空腹時にイライラするという方は、ブドウ糖が不足しているのかもしれません。 脳の働きにはブドウ糖が欠かせません。 ブドウ糖が不足すると脳の働きは鈍り、集中力や判断力が低下してしまいます。 すると脳はブドウ糖を補給するために、肝臓に貯蔵されたグリコーゲンをブドウ糖に分解するよう指令を出します。
カルシウムを取るとどうなる?
逆に、カルシウムを摂りすぎると便秘になることが知られています。 さらに、カルシウムの摂りすぎで前立腺がんや心疾患のリスクが上がるといわれていますが、これはサプリメントを使ってかなり大量に摂取した場合に起こるもので、一般の食品を食べて摂取しているのであれば摂りすぎの心配はありません。