咳喘息の咳は、原則的には痰を伴わず、就寝時や深夜から明け方に強く、冷気・暖気、受動喫煙、会話、運動、飲酒、精神的緊張、低気圧などが誘因となることがあります。 咳の出るきっかけや時期、持続期間など問診が大事です。 治療は喘息と同様に、吸入ステロイド薬や気管支拡張薬の吸入を行います。 2 июл. 2020 г.
咳喘息以外の病気はありますか?
ただ、咳だけでなく以下のような症状がある場合には、先に耳鼻咽喉科や内科を受診した方が良いと考えておきましょう。 このような場合は、咳喘息以外の病気という可能性が高いです。 先に耳鼻咽喉科や内科を受診して治療を受けた後、症状が良くならない場合に呼吸器科を受診すると良いでしょう。
咳喘息と気管支喘息の違いは何ですか?
咳喘息は喘鳴(ゼイゼイいうこと)や息苦しさを伴わず、咳だけを唯一の症状とする病気です。 日本では慢性の咳の原因としては最も頻度が高く、日常診療でもよく遭遇する病気です。 咳喘息と 気管支喘息 はどこが違うのですかとよく質問を受けますが、非常に大雑把に言えば、気管支が細くなって息が苦しくなりゼイゼイといい、時に重篤な病態になるのが 気管支喘息 、反対に気管支がそれほど細くならず喘鳴がなく咳だけの場合は咳喘息です。 咳喘息で起こる咳は、通常寝る前から早朝にかけて悪化することが多いです。 特に寝る前に布団に入ってしばらくすると、あるいは早朝から起床後に咳が出てくる場合が典型的です。 通常、咳は痰を伴わないか、あるとしても少量の場合が多く白色をしています。
咳喘息や喘息は放置している可能性がありますか?
咳喘息は放置していると本格的な喘息に進行する可能性があり、咳喘息以外にも長期の咳が続く病気があります。 咳喘息や喘息を専門に診るのは呼吸器内科ですので、「咳喘息かな ?」 と気になったときは、呼吸器内科医への受診をおすすめします。 一般的に喘息と言えば、気管支喘息のことを指しています。 気管支喘息では咳だけではなく、聴診器で聞けるヒューヒュー・ゼイゼイという喘鳴 ( ぜんめい) 、動けないほどの息苦しさ、痰などの症状を伴い、ときに呼吸困難におちいるほどの喘息発作が見られることもあります。 咳喘息は、喘息の一歩手前と考えられている病気です。 この 2 つは全く別の病気というわけではなく、咳喘息も喘息の一種です。 症状が咳だけにとどまっているものの、喘息と変わらない傾向を持っているのです。
咳喘息は自然治癒で治せるのですか?
「咳喘息は自然治癒で治せる! 」という意見もあるかと思いますが、それはあくまで一時的に症状を抑えているだけに過ぎません。 症状を抑えながらごまかしていたら、気付けば悪化していたということもあり得ます。 喘息になってしまうと、それこそ一生のお付き合いになってしまいますので、早めに病院を受診するようにしましょう。