咳(せき)がどのように発生するかは十分な解明までには至っていません。 咳の出る原因は大きく分けて以下の3つに分けることができます。 (1) 気道に外界からの刺.
咳はなんのために出るの?
肺や気管などの呼吸器を守るために、外から入ってきたほこり、煙、風邪のウイルスなどの異物を気道から取り除こうとする生体防御反応が咳(咳嗽=がいそう)です。 異物が入り込むと、まず咽頭や気管、気管支など気道の粘膜表面にあるセンサー(咳受容体)が感じ取ります。
咳はいつなおる?
風邪(ウイルスによる急性上気道炎)の咳は、50%は10日以内に、90%は25日以内に消失するとされています。 言い換えれば、風邪の咳でも4週間程度続くことがあり得ます。 しかし、2週間以上咳が続く場合は医療機関でご相談ください。
咳を我慢したらどうなる?
ですが、咳を我慢したり薬で無理に咳を止めたりすると痰がたまってかえって病気が悪化する可能性があります。 咳は空気の通り道である気管や気管支が刺激を受けたときに起きる、体の自然な作用です。 気管や気管支、肺などに炎症を起こす病気が主な原因となります。 また、タバコの煙や大気汚染など外から受ける刺激も咳の原因になります。
咳が長く続く 何科?
長引く咳の原因は? 病院・クリニックなどで咳の薬を服用しても咳が全く変わらず長引く時は、まずは「呼吸器内科」を受診してください。 一般的にかぜやインフルエンザなどの感染症による咳は徐々に軽くなり、2~3週間すれば次第に治まります。
咳には種類がありますか?
咳にも種類がある 咳は、大きく分けると、乾性(乾いた)の咳と、湿性(湿った)咳に分類できます。 乾性の咳とは、いわゆる「から咳」で、痰がほとんど出ません。 湿性の咳は、痰がからんだ咳のことです。
咳を止める効果は何ですか?
咳を止める効果は麻薬性中枢性鎮咳薬が最も強いとされています。 化学構造としてはれっきとした麻薬なので、眠気・めまい・便秘といった副作用が出ることがあります。 末梢とは、ここでは咳中枢に対して気管支の事を言います。 気管支拡張薬、去痰薬、抗アレルギー薬などが末梢性鎮咳薬として使われます。 末梢性鎮咳薬は中枢性鎮咳薬と併用することが多いです。 ACE阻害薬 と言う降圧剤の一種があります。 ACE(アンジオテンシン変換酵素)という血圧上昇に関係する物質を阻害するのですが、ACEはブラジキニンという気道の過敏性に関与する物質の分解酵素でもあるため、ACE阻害薬をのむと気道の過敏性が増して咳をしやすくなります。
咳は夜間に起こりますか?
咳は特に夜間に起こりやすいです。 咳以外では次のような症状が見られることがあります。 生後間もない乳児や新生児では百日咳に特徴的な痙咳が見られないことがあり、気づいたら十分な呼吸ができない状態に至ることがあります。 この状態が続くと、 チアノーゼ や意識消失へと発展する可能性があるので注意が必要です。 また、生後3ヶ月から百日咳のワクチン(4種混合ワクチン)を打つことができるので、早めに受けることで予防につながります。 百日咳が重症になると 肺炎 や脳炎が起こり、酸欠や痙攣(けいれん)が顕著になることがあります。 咳が続いた後に息苦しそうな状態や痙攣が見られた場合には、医療機関を受診するようにして下さい。 4. 回復期の症状(根強い咳、倦怠感など)
風邪による咳はどのくらい長引くのですか?
風邪による咳は通常2-3週間で治まるので、それ以上長引く場合は風邪では無いと疑ってかかる必要があり、普通は胸部レントゲン撮影を検討します。 患者さんは「治ってきた! 」と思い、その実体内で耐性結核菌が増殖して周囲にばら撒いてしまうことが懸念されます。