咳が止まらなくて苦しい! 水分をたくさん摂る 加湿器をつける のど飴、トローチをなめる マスクの着用 咳止め薬を飲む
咳止めにはどのような薬がありますか?
咳止めには大きく分けて中枢性鎮咳薬と末梢性鎮咳薬があります。 脳の咳中枢を抑制する薬です。 麻薬性と非麻薬性があります。 麻薬性中枢性鎮咳薬はコデインリン酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩が代表的です。 麻薬性と聞いてあまりびっくりしないで欲しいのですが、用量は非常に少ないので用法用量を守っている限りは普通は依存症にはなりません。
咳はどうして出るの?
咳はどうして出るの? 咳には、気道の中に異物が入ってくるのを防いだり、気道に入り込んでしまった異物を排除したりする役割があります。 つまり、 咳 をすることで体を異物から守ろうとしている のです。 また、喉や気管に炎症が起こっている場合は 痰 などの分泌物が増加し、それを排除しようとして咳が出やすくなります。 そのため、咳を止めたい場合、 咳が出る原因自体にフォーカスして治療を行う必要があります。
咳や痰を止める方法はありますか?
咳や痰(たん)は、気道内の細菌や異物などを吐き出す働きがある為、むやみに止めるべきでありませんが、睡眠など日常生活に支障が出てしまうようなら対処しましょう。 一番の対処法は、乾燥を防ぐことです。 洗濯物を干したり、加湿器を使用して部屋の湿度を保つのもいいですが、他にも次のような対策がオススメです。 横向きは、うつ伏せや仰向けより気道を確保できます。 うつ伏せや仰向けで気道を圧迫する体勢では、咳が出やすくなってしまうのです。 また、寝るときに上半身側が少し高くなっているような姿勢にすることも効果的です。 それにより、呼吸がしやすくなり咳が軽減されます。 寝るときに上半身側が少し高くなるように何か下に敷くなど、試してみましょう。
咳が出始めて7日が経っても止まらないのですか?
「咳が出始めて7日が経っても止まらないようなら、もしくは回復が感じられないようなら…または、まだイガイガ感が治まらず呼吸をしにくいという状況であるなら、検査を受けるタイミングです。 体のひどい痛みや38度以上の発熱、めまい、嚥下(えんげ=食物を飲み下すこと)障害、胸の痛みなどが併発している場合もあるでしょう」と、チェン医師は言います。