28 сент. 2021 г. · しかし、呼吸器専門医が咳の特徴(咳き込む際の音や咳の出るタイミングなど)や出ている症状を確認することで、ある程度疾患を絞り込むことができます。
喘息は痰が出ますか?
喘息(気管支喘息)とは、空気の通り道である気管や気管支に喘息特有の慢性的な炎症が起こり、気道の粘膜がむくんで空気の通り道が狭くなることによって、喘息特有のヒューヒュー・ゼーゼーといった症状や長引く咳、呼吸が苦しくなったり、痰が増えたりという症状がでる病気です。
喘息の咳はどんな咳ですか?
咳喘息は、喘鳴(ゼイゼイ、ヒューヒュー)や呼吸困難を伴わず、乾性咳嗽(痰があまり絡まない咳)を唯一の症状とする喘息の一種とされています。
喘息 の痰は何色?
透明な痰は、気管支喘息や初期の気管支炎などの患者さんで喀出されることが多いです。 喘息発作などでは透明な痰が増加することもあります。 薄い黄色の痰は、ウイルスや細菌感染などが疑われます。
喘息かどうか調べるには?
呼吸機能検査(スパイロメトリー) まず息を思いきり吸い込み、次に力いっぱい吐きます。 この時、息を思いっきり吸ったときの肺活量(努力性肺活量)、吐き始めてから吐き終わるまでの時間、吐くスピードを、機械が測定します。 最初の1秒間で吐き出した空気の量を1秒量(FEV1)といい、この値が喘息の重症度の基準となります。
咳喘息とは別の病気ですか?
咳喘息は、「喘息」とは別の病気です。 喘息の場合、喉がゼイゼイ・ヒューヒューと言う「喘鳴(ぜいめい)」がありますが、 咳喘息の場合、喘鳴はありません。 慢性的に咳だけが続く病気で、確定診断は非常に困難です。 何らかの原因で気道が過敏になっているのが原因です。 この気道過敏性は喘息でも見られます。 前述の通り、咳喘息は喘息ではありませんが、喘息の前段階と考えられています。 アレルギー素因の人に多く、子どもでは男児に、大人では女性に多く見られ、再発を繰り返します。 また、アトピーやアレルギーの病気がある場合で喘鳴のない咳がひどく続く場合も、疑われる病気です。 咳喘息の症状では、痰が絡まない乾いた咳が多いですが、たまに痰が絡む咳も見られます。
喘息の痰とは性状が異なりますか?
喘息は、気道とよばれる空気の通り道に炎症が起こっている病気であるため、炎症を起こしている部分から痰の分泌量が増加したり、喉がイガイガするなどの症状が出る場合があります。 喘息の痰は透明であることが多く、黄色く濁ってドロドロしている痰とは性状が異なる場合が多いです。
喘息は、乾いた湿気のない咳が出やすいですか?
喘息では、空咳とよばれる、痰などを伴わない比較的乾いた咳が出るのが特徴で、風邪を引いた時に出るような、痰や鼻水などが絡んだような咳ではなく、乾いた湿り気のない咳が出やすいです。
咳喘息になっても、肺活量が狭くなっていることはありますか?
咳喘息になっても、肺活量などの肺機能期検査はほぼ正常です。 ただし、呼吸機能検査では肺に近い気管支が狭くなっていることを示すことがあります。 血液検査やたまに出てくる痰の中には、好酸球と言う白血球が多くなっていることも見られます。 また、咳喘息の場合は、息を吐いたときの呼気の中に、一酸化窒素が多く含まれており、一酸化窒素の値が高くなることが多いので、気道に炎症があると考えられています。