真性ケロイドは黒人や黄色人種に発生しやすく、白人ではなりにくいことが知られています。 また同一人種でも皮膚の色素量の多い人に発生しやすいといわれています。 家系内発生の報告も多いので遺伝素因(いわゆるケロイド体質)はあると思います。 しかし肥厚性瘢痕には遺伝傾向はないと思います。
ケロイド体質 何科?
ケロイドで悩まれている患者さんはお近くの形成外科に相談してみてください。 また、肥厚性瘢痕やケロイドを治療しないでほっておいた場合、また効果の弱い治療を続けてしまった場合、徐々に線維が蓄積して硬くなり、関節などで引きつれを起こすことがあります。
ケロイドの治療ってどの科でやるの?
肥厚性瘢痕 ひこうせいはんこん やケロイドになってしまったら 肥厚性瘢痕 ひこうせいはんこん やケロイドの状態によって、種々の治療方法を使い分けて治療します。 形成外科や皮膚科で治療することができます。 傷あとが気になる場合は早めに 医師に相談しましょう。
何でケロイドになるの?
ケロイドは皮膚の深いところにある真皮という部分で炎症が続いてしまうことにより生じる疾患です。 炎症ですから、痒みや痛みがあります。 本来、きずを治すために必要な炎症が過剰に続いてしまうため、血管ができて赤く見え、膠原線維(コラーゲン)ができて盛り上がります。
ピアス ケロイド なんで?
ピアス後のケロイドは時には耳の変形・醜形を伴うことがありますが、患者さんによってはそれでもピアスを続ける人もみられます(資料5)。 原因として最も頻度が高いものは熱傷後のケロイド(資料6)や手術後のケロイド(資料7)です。