空気の乾燥とともに多くの人を悩ますのが「せき」「たん」「のどの痛み」「声がれ」などの、のどのトラブルです。 これらの症状はかぜの初期症状としても多く見られる自覚症状ですが、冷暖房機器の普及やタバコの煙、大気汚染など原因は多岐にわたり、のどのトラブルは増えているのが実情です。
なぜ冬に空気が乾燥するのですか?
冬はなぜ乾燥する? 空気が乾燥する理由とその対策とは 日本は四季のある国であり、季節によって温度が大きく変化しますが、同時に湿度も季節によって大きく変化をします。 暑い時期は高温多湿になるのに比べて、寒い季節は空気が乾きやすいです。 空気が乾燥するとインフルエンザや風邪が広がりやすくなるため、室内の湿度と温度を調整することが大切だとよく言われます。 では、季節によって湿度が変化するのはどうしてでしょうか。 これには理由がありますので、なぜ冬に空気が乾燥するのか、その対策についてもご紹介します。 冬に空気が乾燥する理由は主に3つあります。
部屋の空気が乾燥すると、体も乾燥しやすくなりますか?
部屋の空気が乾燥すると、体も乾燥しやすくなり、肌の老化を早めたり体内にウイルスを侵入させてしまったりと、様々な悪影響が出てきます。
寒い季節は空気中の水分が少ないために乾燥していますか?
つまり気温が低い季節は空気中に蓄えられる水分量が少ないために乾燥しているということです。 寒い季節はシベリア気団という高気圧がやってきます。 シベリア気団は北からやってきて、日本に向かって風を吹かせます。 この時に日本海の水分を含んでから日本の上空に到着し、水分を多く含んだ雲が日本海側の街にたくさんの雪を降らせます。 そのため日本海側は太平洋側に比べるとそこまで空気の乾燥は強くなく、湿度も太平洋側よりはやや高くなります。 その風はそのまま日本に吹きますが、いくつかの山脈などを越えているうちに空気中の水分はなくなり、乾いた風を吹かせるようになります。 その結果、太平洋側は特に乾いた空気になってしまうという訳です。 それは寒い季節に使用する暖房器具が湿度を奪うということです。
あまりまばたきをしない状態で空気を乾燥させることができますか?
あまりまばたきをしない状態になっているところに空気の乾燥と言う条件が加わると、目の粘膜から水分がどんどん奪われてしまいます。 ●目薬をさすことで目に潤いを与え、粘膜を保護することができます。 湿度とは、空気中の水分の割合のことをいい、同じ温度でも湿度が違うと感じ方も違います。 湿度が低いと寒く・涼しく感じ、逆に高いと暑く・暖かく感じます。 なので冬場は、部屋の湿度を上げてやるだけでも暖かく感じるわけです。 出典:ダイキン工業ホームページ・空気の学校「湿度って何? 」 部屋の中に水分が増えると冷えて寒くなると思うかもしれません。 確かに気温10℃以下だと寒く感じますが、10℃以上だと湿度による体感温度は上がって通常より暖かく感じるんです。