口腔内pH(ペーハー) 通常、口腔内のpHは6.8~7.0の中性です。 唾液のpHは唾液中の炭酸塩やリン酸塩によって一定に保たれており、この機能をpH緩衝作用といいます。 しかし、何らかの原因によってpH緩衝作用が上手く働かずに口腔内が酸性に傾くと歯が溶けてむし歯になり易くなります。
口の中は何性?
飲食前のお口の中はpH7の中性ですが、飲食を開始するとすぐに酸性に傾きます。 食事中はpHが元に戻ることはなく、歯が溶ける状態が続きます。 つまり間食が多かったり、ダラダラと飲食をしているとむし歯になりやすいということです。 飲食を終えると唾液のはたらきにより、お口の中のpHは元の中性へと戻ります。
人間の唾液は何性?
唾液は99.5%が水分です。 唾液のpH(ペーハー)は平均6.8(中性に近い弱酸性)ですが、唾液の量が多いほどpHは高くなります。 唾液の分泌量は1日1.0~1.5lですが、安静時では1時間当たり平均19mlであるのに対して、睡眠時には1時間当たり平均2mlと少なくなります。
歯は何性?
私たちのお口の中はpH6.8~7.0の中性に保たれています。 しかし食べ物や飲み物がお口の中に入ると、口腔内のpHは酸性に傾きます。 歯の表面のエナメル質はpH5.5以下になるとカルシウムやリンなどのミネラルが溶け出します。
麦茶は何性?
また水は中性で、麦茶、緑茶、牛乳はph6.7~6.8と中性に近い値でした。