狂犬病は、人を含め犬、猫、ネズミ、コウモリなど全てのほ乳類に感染します。 狂犬病ウイルスをもつ動物に咬まれたときに、その動物の唾液中に含まれるウイルスが傷口から体内に侵入することで感染します。
狂犬病 どこから?
狂犬病は、発症した動物に咬まれることなどによって、唾液中に含まれるウイルスが傷口から侵入して感染します。 傷口から体内に侵入したウイルスは、神経を上向性に進み、脳に達すると脳神経の機能を侵して発症に至ります。
狂犬病になった犬はどうなる?
狂犬病を発症した犬はほとんどが狂暴になり、頻繁にいろいろなものに咬みつくようになります。 さらに、発症した犬の唾液には狂犬病ウイルスが含まれているため、咬まれることで感染するのです。 ヒトは、狂犬病ウイルスに感染している犬に咬まれて感染することが多く、もし、狂犬病を発症すると治療法がないためほぼ100%死亡します。
狂犬病 人から人 なぜ?
通常、狂犬病が人から人に感染することはありません。 これまでに臓器移植による感染が認められていますが、非常にまれな事例といえます。 なお、輸血により感染したという報告はありません。
狂犬病 いつ発症?
狂犬に咬まれて通常1-3か月で発病する。 潜伏期間が1年に及ぶ場合も報告されている。 2-3週間後に、インフルエンザ様症状が現れる。 また、咬まれた部位にかゆみ・痛みなどの異常感覚が現れる。