狂犬病は一旦発症すれば効果的な治療法はなく、ほぼ100%の方が亡くなります。 感染動物に咬まれるなど感染した疑いがある場合には、その直後から連続したワクチンを接種(暴露後ワクチン接種)をすることで発症を抑えることができます(Q11参照)。
狂犬病 どのくらいで死ぬ?
こうした症状が現れた2日から7日後に昏睡状態(昏睡期)に陥り、やがて呼吸困難により死に至ります。
狂犬病の注射はいつごろまでするのか?
生後91日以上の犬を飼い始めたら30日以内に、区市町村の集合注射又は動物病院で、犬に狂犬病の予防注射を受けさせましょう。 翌年以降は毎年1回、4月1日から6月30日の間に受けさせましょう。 動物病院で接種したときは、病院で渡された注射済証を区市町村窓口に持参し、「注射済票」の交付を受けましょう。
狂犬病はどこからきた?
主な病原体は狂犬病ウイルスで、ウイルスを保有するイヌ、ネコおよびコウモリを含む野生動物に咬まれたり、引っ掻かれたりしてできた傷口からのウイルスが侵入することで感染します。
狂犬病とは何ですか?
狂犬病は、狂犬病ウイルスを保有するイヌ、ネコおよびコウモリを含む野生動物に咬まれたり、引っ掻かれたりしてできた傷口からの侵入、および極め て稀ではあるが、濃厚なウイルスによる気道粘膜感染によって発症する人獣共通感染症である。
狂犬病に感染する犬はいつ死亡しますか?
狂犬病に感染する犬のほとんどは狂騒型の症状が出ると言われています。 最終的には大量のよだれが出たり、筋肉が麻痺し昏睡状態になった後に死亡します。 発症から死亡するまでの期間、犬はとても辛い症状に苦しみながら絶命することになるのです。
狂犬病になるとどのような症状が起こるのですか?
狂犬病になるとどのような症状が起こるのか、どのような治療法があるのかを、アフリカのルワンダで日々感染症と戦う医師、青柳先生にお伺いしました。 狂犬病 は狂犬病 ウイルス (リッサウイルス lyssavirus genus)に感染することで起こる病気です。 狂犬病ウイルスに感染した動物に咬まれることで、咬まれた傷口から狂犬病ウイルスが侵入し、人の筋肉などで増殖します。 筋肉などで増殖した狂犬病ウイルスが、脳まで移行します。 一般的には、ウイルスが体内で増殖して、症状が出るまでの潜伏期間は1ヵ月から3ヵ月と言われています。 ただし短い場合は数日、長い場合は数年という場合もあります。
国内で狂犬病が発生した場合、飼っている犬はどうなりますか?
国内で狂犬病が発生した場合、飼っている犬はどうなりますか。 発生地域内の犬に対して、けい留(繋いで飼うこと)の命令等が出されます。 その他、狂犬病のまん延を防止するための犬の一斉検診や狂犬病予防注射、犬の移動の制限、交通の遮断等の措置が必要に応じて講じられます。 狂犬病予防法に基づく犬に対する狂犬病予防注射に伴う副反応はどの程度発生していますか? 狂犬病の予防注射を含む全ての予防注射は、副反応が発生する可能性があります。 犬に対する狂犬病の予防注射においては、一過性の副反応(疼痛、元気・食欲の不振、下痢又は嘔吐等)が認められることがあります。
狂犬病には潜伏期間がありますか?
狂犬病には潜伏期間があり、犬の場合は1~6週間程度です。 また、非常に稀ですが気道粘膜感染もあると言われています。 世界で狂犬病の感染源になる恐れが高い動物を表でまとめると次の通りです。