なぜ狂犬病の予防が必要なのか なぜなら、狂犬病は動物だけでなく人にも感染する「人獣共通感染症(ズーノーシス)」だからです。 ペットの身を守ることも大事なのですが、人を狂犬病の脅威にさらさないことがワクチンを接種しなければならない一番の目的です。
狂犬病ワクチン なぜ必要?
飼い犬に狂犬病の予防接種をすることで犬のまん延が予防され、日本にも狂犬病が侵入した場合に備えて飼い犬への狂犬病ワクチンの接種を義務付けています。 狂犬病という怖い感染症を二度と国内に発生させないため、毎年1回必ず接種しましょう。 発症すればほぼ100%死亡する危険な感染症で、世界では年間6万人以上が犠牲となっています。
狂犬病にかかるとどうなる?
発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、疲労感といった風邪のような症状ではじまり、咬まれた部位の痛みや知覚異常を伴います。 興奮や不安状態、錯乱・幻覚、攻撃的状態、水を怖がるなどの脳炎症状を呈し、最終的には昏睡から呼吸停止で死亡します。 発症するとほぼ100%死亡する危険な病気です。
狂犬病とは何ですか?
狂犬病は、狂犬病ウイルスを保有するイヌ、ネコおよびコウモリを含む野生動物に咬まれたり、引っ掻かれたりしてできた傷口からの侵入、および極め て稀ではあるが、濃厚なウイルスによる気道粘膜感染によって発症する人獣共通感染症である。
犬ワクチン打たないとどうなりますか?
獣医師の判断により狂犬病予防接種が免除された場合を除き、飼い犬に狂犬病予防注射を受けさせなかった場合、20万円以下の罰金の対象となります。 2019年には狂犬病予防法の違反により174件もの検挙数が報告されています。 もし狂犬病予防接種を忘れてしまった場合は、お早めに獣医に相談しましょう。