狂犬病とは、狂犬病ウイルス (Rabies virus 、ラブドウイルス科リッサウイルス属)により引き起こされる感染症で、人間を含めたすべての哺乳類に感染する恐ろしい病気です。 狂犬病ウイルスの主な感染経路は、感染した哺乳類の唾液を経由して傷口などから侵入するものです。 27 нояб. 2013 г. 狂犬病は感染してしまうとすぐに発症するわけではありません。 潜伏期間を経て、発症し症状が出るので、愛犬が狂犬病に感染していても、気づかない可能性があります。 犬の潜伏期間は2週間〜2ヶ月程度、人間の潜伏期間は1〜3ヶ月程度と言われています。
狂犬病は治りますか?
狂犬病は一旦発症すれば効果的な治療法はなく、ほぼ100%の方が亡くなります。 感染動物に咬まれるなど感染した疑いがある場合には、その直後から連続したワクチンを接種(暴露後ワクチン接種)をすることで発症を抑えることができます(Q11参照)。
狂犬病ウイルス どこ?
分布 狂犬病ウイルスはほぼ全世界に分布しており、ウイルスを保持している動物の種類もイヌ、コウモリ、キツネ、マングースなど様々である。 日本は1950年に定められた狂犬病予防法に基づき狂犬病ウイルスの撲滅を行い、約7年で撲滅に成功した。
狂犬病の犬に噛まれたらどうなる?
発病するかどうかはかまれた傷口の大きさや体内に入ったウイルス量などで大きくかわります。 症状は、発熱、頭痛、全身倦怠、嘔吐などの不定症状で始まり、かまれた部位の異常感覚があります。 ついで、筋肉の緊張、幻覚、けいれん、嚥下困難などが起きます。
破傷風とはどんな病気?
破傷風(はしょうふう)は、破傷風菌(はしょうふうきん)という細菌が作る毒素(どくそ)によって起こる感染症(病気)です。 破傷風菌は、酸素があると増えることのできない「嫌気性菌(けんきせいきん)」の仲間ですが、芽胞(がほう)という固い殻に包まれた状態で、世界中の土などの環境に存在します。
狂犬病発症後の症状は何ですか?
狂犬病の症状には嘔吐や下痢などの症状が現れることは少ないです。 狂犬病発症後の症状には、主に 狂騒型 と 麻痺型 の2タイプがあります。 狂騒型は、徘徊や壁に自らぶつかるような異常行動に始まり、激しい興奮状態に陥り他者や物に対して 攻撃的 になったり、精神錯乱状態になるというのが特徴です。 一方、麻痺型の場合は後半身から前半身に 麻痺 が拡がり、排泄が困難になったり、食事や水分が取れなくなります。 狂犬病に感染する犬のほとんどは狂騒型の症状が出ると言われています。 最終的には大量のよだれが出たり、筋肉が麻痺し昏睡状態になった後に死亡します。
狂犬病は症状が出てしまったあとで亡くなっていますか?
狂犬病は症状が出てしまったあとではもう手遅れという恐ろしい病気なのですが、残念ながら症状が出る前に診断するというのは極めて困難です。 発病したら基本的に致死率は100%という恐ろしい病気です。 WHOの推計では年間約5万5千人の人が 狂犬病 で亡くなっています。 ただし過去には、狂犬病が発症してから生還したという例が存在します。
狂犬病に対する治療薬はありますか?
狂犬病に対する治療薬はなく、症状に応じた対症療法・支持療法が行われますが、致死率はほぼ100%であり、これまでに狂犬病の生存例は20例に満たないという非常に恐ろしい感染症です。 日本国内で狂犬病に感染することはありませんが、海外旅行中など狂犬病流行国で動物に咬まれた場合は、狂犬病に感染するリスクがあります。
狂犬病には潜伏期間がありますか?
狂犬病には潜伏期間があり、犬の場合は1~6週間程度です。 また、非常に稀ですが気道粘膜感染もあると言われています。 世界で狂犬病の感染源になる恐れが高い動物を表でまとめると次の通りです。