狂犬病はすべての哺乳類に感染することが知られており、もちろん人も例外ではありません。 人も動物も発症するとほぼ100%死亡しますが、人では感染後(感染動物に咬まれた後)にワクチンを連続して接種することにより発症を防ぐことができます(Q11参照)。 人はどのように感染しますか。
狂犬病はどこからきた?
主な病原体は狂犬病ウイルスで、ウイルスを保有するイヌ、ネコおよびコウモリを含む野生動物に咬まれたり、引っ掻かれたりしてできた傷口からのウイルスが侵入することで感染します。
狂犬病にかかるとどうなる 犬?
潜伏期間後、狂犬病を発症すると、まず発熱、食欲不振、咬傷部位の痛みや掻痒感がおこり、次に不安感、恐水及び恐風症状(水を見たり、冷たい風にあたると首の筋肉がけいれんする症状)、興奮性、麻痺、幻覚、精神錯乱などの神経症状が出ます。 そして昏睡状態に陥り、呼吸障害によりほぼ100%が死亡するという恐ろしい病気です。
狂犬病 どうやって犬に感染する?
狂犬病は、人を含め犬、猫、ネズミ、コウモリなど全てのほ乳類に感染します。 狂犬病ウイルスをもつ動物に咬まれたときに、その動物の唾液中に含まれるウイルスが傷口から体内に侵入することで感染します。 人も動物も発病すると治療法がなく、狂暴化・精神錯乱・全身麻痺などの症状を示した後、ほぼ100%死に至る、大変恐ろしい病気です。
狂犬病とは何ですか?
狂犬病は、狂犬病ウイルスを保有するイヌ、ネコおよびコウモリを含む野生動物に咬まれたり、引っ掻かれたりしてできた傷口からの侵入、および極め て稀ではあるが、濃厚なウイルスによる気道粘膜感染によって発症する人獣共通感染症である。