1885年、ルイ・パスツールによって弱毒狂犬病ワクチンが開発された。 これは狂犬病を発病したウサギの脊髄を摘出し、石炭酸に浸してウイルスを不活化するというものであった。
狂犬病ワクチン いつから始まった?
1911年、東京で狂犬病が大流行し。 その他の地方でも多数発生がみられ、明治末期の狂犬病発生増加傾向は大正時代に入ってより顕著となる。 1918年、梅野と土井が神奈川県で初めてイヌの集団予防接種を行い、1919年には東京でも集団予防接種を開始した。 その効果は狂犬病のイヌおよび咬傷被害者の減少として現れた。
狂犬病 清浄国 いつから?
度重なる狂犬病の発生に見舞われた日本ですが、1950年に狂犬病予防法が制定され、年1回のワクチン接種が義務付けられたこと等により、狂犬病ウィルスの撲滅に成功、現段階においてウイルスが存在しないとされる、狂犬病清浄国になることができました。
狂犬病の注射はいつごろまでするのか?
生後91日以上の犬を飼い始めたら30日以内に、区市町村の集合注射又は動物病院で、犬に狂犬病の予防注射を受けさせましょう。 翌年以降は毎年1回、4月1日から6月30日の間に受けさせましょう。 動物病院で接種したときは、病院で渡された注射済証を区市町村窓口に持参し、「注射済票」の交付を受けましょう。
狂犬病予防注射 生後何ヶ月?
子犬は、生後60日(約2ヵ月)から何回か多種混合ワクチンを接種しますが、狂犬病ワクチンは 、生後110日頃あるいは150日頃に、多種混合ワクチンの合間か、その後に接種します。 初めて受ける場合は市町村への犬の登録を同時に行います。