一般的にはいつから出来るという基準はありません。 しかし、離乳食が開始される前である生後5ヵ月頃に行われることが多いです。 重症のお子様はそれより前に検査することもあります。 食物アレルギーの診断をつけるために、全部食物経口負荷試験を行えばいいのではないですか?
卵アレルギー どれくらいの時間で出る?
食物アレルギーの4割(1歳前では5割)が卵のアレルギーです。 以前ブログに書いたように、典型的な即時型アレルギーであれば、殆どが摂取直後から30分以内、遅くても2時間以内に口から顔、そして全身へと赤くて痒い発疹が急に広がります。 症状が強い場合は咳や嘔吐を伴うこともあります。
アレルギー検査 何年おき?
アレルギー検査について 初診の患者さんには、アレルギーの原因の検索、現在の状態の把握のため、血液検査を行います。 血液検査は食物アレルギーの場合は6ヶ月ごとにチェックして食物負荷試験の参考とし、花粉症、ダニアレルギーなどの環境抗原の場合は、1~2年ごとに検査をします。
負荷試験 何回?
摂取をして30分後に全身状態を確認します。 そこでアレルギー症状の出現などがなく、問題がなければ次の量を摂取します。 また30分後に全身状態の確認→問題なければ摂取 の繰り返しです。 3-4回30分ごとに摂取します。
アレルギー 負荷試験 いつまで?
乳幼児の食物アレルギーは耐性(いつ食べてもアレルギー症状を起こさない)を獲得しやすいのです。 3歳で50~70%、6歳で90%は耐性を獲得すると報告されています。 とくに、1歳を過ぎたら積極的に食物負荷試験により除去食解除を検討すべきです。 3歳位までは半年に1回、以後は年1回の再検討が必要です。