しかし、馬の生肉には、ヒトに感染しやすい寄生虫が潜んでいることがあります。 トキソプラズマという寄生虫で、感染しても軽い風邪のような症状を引き起こす程度の悪さなのですが、妊娠直前や妊娠中の母体、抵抗力の弱い子どもやお年寄りが感染すると一大事にもなりかねないので、念のため控えたほうが良いでしょう。
ユッケ 禁止 なぜ?
食中毒の原因は、ユッケを食べた人の箸に付着した菌がほかの料理にも付着してしまったことです。 そして、ユッケを食べていない人も間接的に菌を取り入れて食中毒にかかってしまったのです。
なぜ馬刺しは大丈夫なのか?
腸管出血性大腸菌(O157等)のリスクが低い ところで、なぜ馬肉にはその危険性がないかというと、馬肉は牛肉や豚肉といった家畜と比べると体温が高く40度ほどあり、雑菌が増殖しにくいからです。 ほかの動物と違い、元から雑菌を保有していないことが、生で食べられる理由なのです。
なぜユッケは生で食べれるのか?
細菌は熱に弱いため加熱調理で死滅させる方法が一般的ですがユッケの場合はかわりに表面をトリミング(部分的に切り落とすこと)して滅菌・生食を可能にします。
生レバー食べたらどうなる?
レバー(肝臓)の内部からも腸管出血性大腸菌が検出されたことが報告されています。 腸管出血性大腸菌は、少数の菌だけでも、食中毒を引き起こします。 一般に牛レバーを含む食肉を生で食べると、食中毒のリスクがあります。