【蹄(ひづめ)は第二の心臓】 それを下肢の筋肉が心臓に戻す補佐を行っています(筋ポンプ作用といいます)。 馬も同様に足の筋肉を使って血液を心臓に戻す必要がありますが、それを担っているのがヒヅメです。
馬蹄なんで?
蹄鉄は蹄の破損を防止し、摩耗を防ぐために用いられる。 野生の馬と異なり、家畜の馬は蹄が弱くて摩耗してしまう(詳しくは後述)。 これを避けるために蹄鉄が考案された。 同様の理由で、ロバや役牛用の蹄鉄もある(牛蹄鉄)。
馬の蹄 どうなってるか?
馬の蹄は前方より蹄尖(ていせん)、蹄側(ていそく)、蹄踵(ていしょう)に分けられます。 このうち蹄尖と蹄側は蹄壁(ていへき)が厚く、蹄の内部も蹄骨が葉状層によって蹄壁と強く結合しているため硬い構造になっています。 対して、蹄踵は蹄壁が薄く内部は蹄軟骨や跖枕(せきちん)といった軟らかい組織からできています。
蹄鉄しないとどうなる?
馬の蹄を護る蹄鉄がないと、蹄は削れていきます。 競馬のような激しい運動をすると毛羽立つようにもなるようです。