一般的に、まぶたのできもののことを 『ものもらい』とよびます。 これは、「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」 と「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」と いう2種類の病気を合わせた総称で、 原因や症状が異なります。 麦粒腫(ばくりゅうしゅ)は、 まぶたの皮脂腺や汗腺に細菌が感染して 起こります。
まぶた できもの 何?
まぶたのふちの小さな白いできものはマイボーム腺梗塞です。 まぶたの中にはマイボーム腺という、涙を構成する成分の一つである油(脂質)を分泌する腺が数十個並んでいます。 このマイボーム腺の管はまぶたのふち、まつ毛の付け根の内側に開口しています。
霰粒腫なんでできる?
霰粒腫の原因 疲れ、不規則な生活、ストレスなどの影響でホルモンバランスが変化や、化粧品などの影響でマイボーム腺の出口を塞いでしまうことが原因といわれています。 油脂の多い食生活も原因のひとつと考えられています。
さんりゅうしゅってどんな病気?
霰粒腫とは、「めいぼ」とも呼ばれます。 その名の通り、目(まぶた)にやや硬いしこりができます。 通常はそんなに痛くありませんが、経過中に急性炎症を起こすと痛くなります。 マイボーム腺という目に油を分泌する所が詰まってしまい、おかゆのような分泌物が溜まってしこりが形成されてしまいます。
霰粒腫 何度もできる?
霰粒腫は麦粒腫と異なり、急性期の炎症が収まり、痛みがなくなってもしばらくしこりだけ残ります。 何もしなくても自然に治癒する場合もあります。 霰粒腫は一生のうちに、ほとんどならない人と何度も繰り返す人がいます。