吐いた直後は、水やフードを与えるのは控えましょう。 胃や腸にトラブルが起きているところへ与えると、再び胃腸運動を起こし状態がさらに悪化する可能性があります。 吐いた後のようすを見て、回復しないようであれば早めに動物病院を受診してかかりつけ医に相談しましょう。
子猫が吐くことはさほどめずらしくないですか?
また、子猫は特にストレスを感じやすいので、注意してあげてください。 いつもと様子が違って元気がない場合はすぐにお医者さんに相談を! —猫が吐くことはさほどめずらしくないので、子猫もしばらく様子をみて大丈夫ですか? 生後数ヶ月の子猫の場合は、成猫に比べると、餌をしっかり消化吸収できないことによる低血糖、嘔吐による電解質バランスの乱れ、脱水、などが起こりやすいです。
猫が嘔吐の原因になることがありますか?
腎不全などの泌尿器系の病気も、嘔吐の原因になることがあります。 「泌尿器系の病気のなかでも、猫がかかりやすいのが腎不全です。 腎不全は、腎臓の機能が低下する病気です。 腎臓の機能が低下すると、本来排泄されるべき老廃物が体内に残るようになってしまいます。 その結果、血液検査では尿素窒素(BUN)やクレアチニンの数値が上昇し、嘔吐や食欲不振、体重減少、多飲多尿といった症状が現れます」 愛猫が腎不全になってしまったら、どのような治療が必要になるのでしょうか? 「実は、一度失われた腎臓の機能は取り戻せないため、慢性の腎不全を完治させることはできません。 それでも、点滴や食事療法などによって進行を遅らせることは可能なので、動物病院で受診してください。
猫が毛を吐くのは深刻な原因なのですか?
でも、猫が吐くのは、必ずしも深刻な原因によるものとは限らないそう。 「犬と違って、頻繁に毛づくろいをする猫は、どうしても胃のなかに毛がたまりがちです。 それで、胃のなかにたまった毛を「毛玉」として嘔吐することがあるのです。 あまりたくさんの毛がたまってしまうと、胃腸などの消化器を通過するときの障害になったり、食欲不振の原因になったりするので、便や嘔吐物の形で体外に排出するのは必ずしも悪いことではありません」 逆に、愛猫が毛玉を吐かなくても、個体差があるので、特に心配する必要はないとのこと。 ただし、やはり、できるだけケアはしてあげましょう。 「特に長毛の猫などは毛玉がたまるリスクがより高いので、普段からまめにブラッシングをし、ドライフードを毛玉コントロール用にすることをおすすめします」
猫は嘔吐を抑えるフードを与えますか?
また、毛が便とともに体外に排出されやすくなるよう、毛玉コントロールのフードを与えるのも有効です。 吐く回数が多い猫ばかりでなく、長毛なのに嘔吐しない猫に与えれば、胃のなかの毛玉を体外に出すのを助けてくれます」