身体が柔らかいのは、瞬発力はあるものの持久力がなく長時間走り続けることができない猫が、外敵から身を守ったり獲物から隠れたりするためだといわれています。 また、猫の骨格とその構造にも秘密があります。 人間の身体は約200個の骨で構成されていますが、猫の身体は約240個の骨で構成されています。
なぜ人は猫に癒されるのか?
猫のふわふわとした柔らかい毛並みを撫でていると、脳内にホルモンの一種であるオキシトシンが分泌されます。 オキシトシンとは、別名幸せホルモンとも呼ばれているものです。 柔らかいものや人肌に近い温かさのものに反応して分泌されやすいため、柔らかな毛並みで温かさを持つ猫は癒しを得やすいといえるでしょう。
なぜ猫の肉球は柔らかいのか?
実は、肉球は二段構造になっているんです。 外側は『角質層』と呼ばれる厚い層で覆われています。 内側には『弾性繊維』と呼ばれる弾力性のある繊維が詰まっているそうです。 その弾性繊維には脂肪が含まれているため、柔らかなさわり心地になるのだとか…。
猫はなぜかわいいのか?
猫の多くは、フェイスライン、体、耳、目や口、手足の肉球など、全体的に丸いフォルムが特徴です。 猫の小さな口とおでこの大きさの比率は人間の赤ちゃんと似ており、私たちの母性本能をくすぐります。 このように猫がベビースキーマといわれる特徴を持つことから、見ているだけで自然とかわいいと感じてしまうのかもしれませんね。
猫はなぜ伸びるのか?
猫の伸びには体の柔軟性を保つことに加え、気持ちの切り替えと気分転換といった心の安定を保つという2つの大きな役割があります。 猫が心身ともに元気で過ごすには欠かせない動作です。 伸びるときに長く見えるのも、実際に体が長くなっているという点は驚きですね。