回虫症は、猫回虫という寄生虫が主に猫の小腸に寄生することで起こります。 通常、便の中に出た卵は未熟な状態で感染力はありませんが、その後、砂場などの環境下で成熟し卵の中に幼虫がいる状態になると感染力が備わります。
回虫症 何科?
「サナダムシがいるかも…」と疑うときは、内科・消化器内科を受診しましょう。
猫に寄生虫がいるとどうなる?
大量に寄生すると嘔吐、下痢、太鼓腹、食欲の低下や発育不良などが起こることがあります。 便に虫が排泄されたり、胃に迷いこんだ虫が吐き出されたりすることもめずらしくありません。 幼虫は移行した組織を傷つけますが、基本的には少数なので症状はありません。 大量の幼虫が肺に移行すると肺炎を起こすことがあります。
猫 回虫 どこから?
—猫は、どのようなところで回虫の卵を口にするのでしょうか? 感染している他の猫の便や、幼虫を体内に持っているネズミなどのげっ歯類を捕食した結果、卵が体内に入ります。 また猫回虫の場合は、母猫が感染していると幼虫が母乳を介して子猫に感染することもあります。
回虫 いるとどうなる?
では、回虫が人間の体内に入った場合は、どうなるのでしょうか。 人間は、その回虫にとっては、本来の宿主ではないので、感染後、成長することはありませんが、体の組織中に殻をつくって、数カ月生存しつづけます。 その間に、体の免疫力が落ちると、アレルギー反応が起きたり、目や神経などに好酸球性肉芽腫ができたりします。