夜に外でネコと出合うと、光に反射したようにネコの目がキラリと光りますよね。 それは、ネコの目には網膜の後ろにタペタムという反射板が付いているからなのです。 網膜の視神経を刺激しながら入ってきた光を反射し、網膜に返すことで、わずかな光を2倍にして、暗いところでも鮮明に見えるようになっています。
暗闇で目が光る なぜ?
網膜で吸収できなかった光をタペタムが反射し網膜に返し、視神経に伝えます。 その為、暗闇でも物を認識する事ができます。 タペタムが光を反射する為、目が光って見えるのです。
ねこ め 反射 なぜ?
暗闇の中で猫の目が光って見えるのは、このタペタムに反射した光が見えているためです。 猫の目には、光の少ない環境で物を見るときに働く細胞(杆体細胞)が人間の約6倍もあるため、網膜に直接あたる光と、タペタムによる反射光とで光を増幅させることにより、暗闇の中のわずかな光でも視覚の感度を上げ、周囲を見ることができます。
猫 目 どうなってる?
明るい場所では縦長になっている猫の目も、暗い場所ではほぼ円形になります。 最小に狭まった時と最大になった時の面積の差は約300倍。 人間も、明るい場所では瞳孔が縮みます。 これは紫外線で網膜が傷つくのを防ぐため。
猫の視力はどのくらい?
猫の視力は人間の10分の1程度、およそ0.1〜0.2といわれています。 ただし、物を正確に識別できる距離は10m先くらいまで。 解像度も低いため、静止している物は霞んで見えるようです。 猫が見せる首を傾げる仕草は、物を見ようとして角度を変えていると考えられています。