脈の測り方 手首の付け根のところにある橈骨動脈に人差し指、中指、薬指の3本の指を揃えて、指の腹でそっと押してみると、動脈のふくらみが感じられます。 これが脈拍です。 脈拍回数は、健康な成人の安静時だと1分間に60~100回くらいです。
脈拍測定 どの指?
脈拍を測定する時は、示指、中指、薬指の指先を橈骨動脈に沿って平行に置き、最初は均等に力を加えて脈拍数を数え、リズムの整・不整を観察します。 次に、患者の心臓側に置かれた指(薬指と中指)に力を加え、橈骨動脈の拍動が示指に伝わらなくなるまで圧を加えます。
脈拍 三本指 なぜ?
脈拍を測定するとき示指、中指、薬指の3指で測定するのはなぜ? 母指を用いると、測定者の母指血管自体の拍動が、患者の脈拍と混同して測定値に誤差を生じるためです。
脈拍 なんのため?
脈拍は、身体のすみずみまで血液が行き渡っているかどうかを知る指標になります。 脈拍の数やリズムに異常があると、心臓や血液循環に関連した病気が疑われます。 また、リハビリやスポーツを行う時の運動強度の指標にも用いられます。 脈拍の正常値は1分間に60〜100回。
脈測る どっち?
頸部の顎のすぐ下側のあたりに脈拍を触れる箇所がある。 仰臥位で、枕を外して顎を少し拳上し、頭を少しだけ測定する側と逆向きに倒すと、測定がしやすい(つまり、左の総頸動脈で測定する場合、少しだけ右側に倒す)。 もし総頸動脈が分かりにくい場合は、まず自分の頸部で確認してから、患者さんの頸部で探してみるとよい。