脈拍は通常、手首の手掌側の外側(親指の付け根より3cmほど中枢)で触れます。 昔、保健体育の授業で習われた方も多いと思いますが、慣れないとわかりにくいかもしれません。 よくわからない方は、外来で医師か看護師に教えてもらってください。
脈拍はどこにあるのか?
脈拍数は、手首、首のつけ根、左胸(心臓のある位置)に、指や手のひらを当てることで、簡単に測ることができます。
脈測る どっち?
頸部の顎のすぐ下側のあたりに脈拍を触れる箇所がある。 仰臥位で、枕を外して顎を少し拳上し、頭を少しだけ測定する側と逆向きに倒すと、測定がしやすい(つまり、左の総頸動脈で測定する場合、少しだけ右側に倒す)。 もし総頸動脈が分かりにくい場合は、まず自分の頸部で確認してから、患者さんの頸部で探してみるとよい。
脈拍どうやって?
正常な脈は1分間に60から80回で間隔が一定のリズムです。 測り方は時計の秒針をみながら15秒間手首で脈を数えます。 そしてそれを4倍すれば測定できます。 50以下であったり100以上、または間隔が乱れてバラバラだったり飛んだりした場合は不整脈が隠れていることがよくあります。
心拍数 どこで測る?
心拍数は、下図のように、(1)手首、(2)首のつけ根、(3)左胸(心臓のある位置)に、指や手のひらを当てることにより簡単に測れる。 静かにして15(10)秒間心拍数を測り、その値を4(6)倍にして安静時の心拍数とする。