骨粗鬆症による骨折で一番重要な大腿骨と腰椎の骨密度を測定骨質も測れます . 大腿骨の骨密度で骨粗鬆症は評価・診断・治療効果判定をするように定められています。 骨粗鬆症とは、骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。 日本には約1000万人以上の患者さんがいるといわれており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります
骨粗鬆症の検査で何がわかる?
骨の量を調べる検査に骨密度測定があります。 この検査は骨の1cm2にどれだけカルシウムやリンなどのミネラル成分が含まれているか明らかにし、骨粗鬆症や骨折のリスクを判定することに用いられます。 骨密度測定は大きく2種類に分けられ、X線を用いる方法と、超音波を用いる方法があります。
骨粗鬆症になったらどうしたらいい?
骨粗鬆症の治療薬としては、ビスフォスフォネート、ラロキシフェン、 活性型ビタミンD3、カルシトニン、ビタミンK2、 イプリフラボン、カルシウム剤などがあります。 これらの薬は、吸収される骨量を少なくしたり、新しくつくられる骨量を増やしたりする働きがあり、骨粗鬆症治療に有効な薬物として広く使われています。
骨粗鬆症はどの病院にかかってもいいのか?
いま骨粗鬆症は、おもに整形外科、外科、内科、婦人科の医師によって診療が行われています。
骨粗鬆症になるとどうなる?
骨粗鬆症は骨の量が減り、骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。 骨がもろくなると体の重みで骨がつぶれてしまうことがあります。 これを圧迫骨折といいます。 圧迫骨折になると、背中が丸くなり内臓が圧迫される為、消化不良、便秘、胸焼け等の症状がでます。
骨粗鬆症の定義はありますか?
20~40歳の骨の平均から-2.5SD(標準偏差)以下になったものを骨粗鬆症として、骨折の危険ありとしたものです。 日本では、SDという単位が分かりにくいということで、1996年にパーセントを使った新しい診断基準をつくりました。 それは若いとき(20~44歳)の平均骨量の20%減少までは正常、20~30%を骨量減少、30%以上の減少を骨粗鬆症と診断するというものです。
若いときの骨粗鬆症と診断しますか?
それは若いとき(20~44歳)の平均骨量の20%減少までは正常、20~30%を骨量減少、30%以上の減少を骨粗鬆症と診断するというものです。 骨粗鬆症になると骨折を起こしやすくなり、その意味では30%以上骨量が減ると危険な状態といえます。 なお、すでに骨折(外傷性以外の骨折)がある場合は、20%以上の骨量減少で骨粗鬆症と診断します。
骨粗鬆症の検診はどこに行くのですか?
骨粗鬆症の検診を受けてみたいのですが、どこへ行ったらよいのでしょうか? まずお住まいの近くの保健センターや保健所に問い合わせてください。 また、自治体の行う検診の予定は広報誌に載りますから、注意してみていてください。 現在国が行っている公的な検診は、40、50、55、60、65、70歳の女性を対象にした節目検診があります。 これらはいずれも保健センターや保健所、指定医療機関で受けることができます。 それ以外の人たちが検診を受けられないと困るので、多くの市町村では独自の骨粗鬆症対策を行っています。 また、民間の医療機関でも、検査機器を置いてあるところでは骨量の測定ができます。 測定日などについて受付でお尋ねになるとよいでしょう。 市町村の検診では、どのようなことをするのですか?