目のまぶたにそったところには、油をふくんだねばりけのある液体(えきたい)をだすところがあります。 この液体は、いつも少しずつでていて、まぶたのうらにある結膜(けつまく)というところに広がっていきます。 まぶたのうらにこの液体がぬってあると、まばたきをするときに、まぶたがなめらかに動くことができるのです。
目やにが出るのはなぜ?
目やには、医学用語では「眼脂(がんし)」といい、皮膚の垢のような、生理的な分泌物です。 目のゴミをくるんで外に出す働きがあり、代謝により角膜・結膜から脱落した古い細胞などが含まれています。
目やに どこで作られる?
朝起きたときに目頭や目じりに見られる少量の目やには正常な代謝活動でできた老廃物です。 結膜や角膜上皮から分泌されているムチンを主成分とする粘膜に、涙・血管から漏れた血液細胞・まぶたからの老廃物・ほこりなどが混じったものでできています。
白い目やにが出るのはなぜ?
白っぽい目やにが何となくいつも出てくる場合は、涙を鼻腔に逃がす出口である涙点が閉鎖していたり、涙を逃がす通路である涙道が閉鎖もしくは狭窄(鼻涙管狭窄症:別項「涙が多い」をご参照下さい)しており、涙が常に多いため、それが固まり目やにとなるケースがあります。