歯周病の悪影響を広げないために抜歯を行うことがあります。 目で見てわかる部分だけでなく、歯の根まで大きく割れたり欠けたり、ヒビがある場合。 また、歯そのものが自立する力を失ってしまっているケースや、そこから虫歯や歯周病といった病気が広がる可能性が考えられるケースでは抜歯となります。
なぜ歯を残すのか?
なぜ歯を残すのか。 それは寿命を延ばすためです。 残存歯数と寿命が関連しているのは確かなようです。 日本を始め数多くの国々で疫学研究がされてきました。
虫歯抜かないとどうなる?
軽度〜中等度であれば歯を残したまま感染部分の除去ができますが、重度に進行すると歯を残したまま感染部分を除去するのが不可能になります。 細菌感染した歯をそのままにしておくと周りの歯にも感染が波及して口腔内が崩壊していく危険性があります。
歯周病 抜歯 なぜ?
重度の歯周病を放置すれば、歯を支える顎の骨も失われます。 問題のある歯だけでなく、その周囲の歯を支える骨にまで影響を与えてしまう可能性があるということです。 つまり抜歯とは、歯を残すか、それともその周囲の骨を残すかという選択なのです。 骨が失われれば、そのままではインプラントや義歯という処置も難しくなります。
歯を抜くとどうなるか?
歯を抜いた後はどうなるのでしょうか? 歯を抜いた後、2〜3日で血の塊ができて、1週間ほどで周囲から歯茎が治ってきます。 2〜3ヶ月すれば歯茎も安定した形で治ってくるのと、抜いたところに骨が少しずつ作られてきます。 完全に硬い骨になるには半年ほどかかります。