つまり空気中の水分は増えずに、温度だけが上昇するため、湿度(相対湿度)が低下して乾燥を引き起こしてしまうのです。 また、エアコンの温風が直接、体に当たると、肌や唇、髪などが乾燥する原因となってしまうこともあるでしょう。 冬のお悩みでいちばん多い「乾燥」でのお困り。 その原因は「湿度」の影響が大きいことがわかります。
乾燥する なぜ?
気温が上がるほど空気中に含むことができる湿度も上がり、逆に気温が下がると空気中に含める水分が減って空気が乾燥します。 肌表面の角層には「バリア機能」と呼ばれる、肌内部の水分や脂質を保つ役割がありますが、空気が乾燥するとバリア機能が低下し、肌の水分が蒸発しやすくなってしまうのです。
乾燥するとどうなる?
空気が乾燥すると肌のバリア機能が低下し、水分が蒸発しやすい状態となってしまいます。 皮膚の新陳代謝であるターンオーバーに必要な水分も逃げてしまうため、肌荒れを起こしやすくなるのです。 空気が乾燥するほど、風邪のウイルスは活発化します。
東京 乾燥 なぜ?
冬は、日本海側で雪が降りますが、その雪雲が関東の北側の山地でブロックされて、関東にカラカラのからっ風だけが吹き下りてくるわけですね。 都市化が進んでいるため、植物や土が少なく、水分を保つスペースが少ないことも乾燥をひどくしています。 地方から関東に来て、「すぐ肌が乾燥するようになった」という方もいらっしゃるはず。
肌 乾燥 なぜ悪い?
肌が乾燥するとまず、皮膚の生まれ変わりを促す仕組みであるターンオーバーに一時的な不調が起き、未熟な角層細胞がどんどん作られてしまいます。 未熟な角層細胞は、保湿機能やバリア機能が十分に働かないため、肌の乾燥はますます進み、乾燥の悪循環に陥ってしまうのです。