やけどは、熱や化学薬品などによって、皮膚や組織が損傷された状態をいいます。 皮膚は本来、体内に菌が侵入するのを防ぎ、水分や体温を保持するはたらきをしています。 やけどを負うとこのはたらきが失われ、ひどいやけどでは、感染症や、血圧・体温が低下するなどの合併症を引き起こすこともあります。
火傷 むくみ なぜ?
皮膚が高温の物質に触れると、まず細胞機能が正常に働かなくなります。 すると、その付近の血管で血栓がつくられ、血管透過性(血管とその周りの細胞との水分や養分などの行き来)の亢進が発生。 これが浮腫につながるのです。
火傷 水ぶくれ 痛み いつまで?
浅いII度:赤くなって水ぶくれができ、強い痛みを感じます。 10日程度で改善し、やけど痕もあまり残らない場合が多いです。 深いII度:赤くなって水ぶくれができるのは浅いものと同じですが、水ぶくれの下の皮膚が白くなっています。 改善するまでに2週間以上かかり、やけど跡が残ります。
火傷のときはなぜ流水なのか?
A. やけどを受傷したら直ちに流水で患部を冷やすことが大切です。 冷やすことによりやけどが深くなるのを防ぎ、痛みを和らげることができます。 部位や範囲にもよりますが、水道水で5分から30分ほどを目安に冷やしましょう。
やけど 冷やすのはなぜ?
基本は冷やす! やけどをしたときの応急処置の基本は冷やすことです。 やけどをしてすぐに冷やせば熱によるダメージを最小限に抑えられますし、痛みを抑制する効果もあります。 ただし、氷や氷水で冷やすのは控えてください。 あまり冷たすぎると逆に患部を傷つけてやけどを悪化させてしまいます。