間質性肺炎は、さまざまな原因からこの薄い肺胞壁に 炎症 や損傷がおこり、壁が厚く硬くなり( 線維化 )、ガス交換がうまくできなくなる病気です(図1右)。また、肺の .
なぜ間質性肺炎になるのか?
間質性肺炎の原因には、関節リウマチや多発性皮膚筋炎などの膠原病(自己免疫疾患)、職業上や生活上での粉塵(ほこり)やカビ・ペットの毛・羽毛などの慢性的な吸入(じん肺や慢性過敏性肺炎)、病院で処方される薬剤・漢方薬・サプリメントなどの健康食品(薬剤性肺炎)、特殊な感染症など様々あることが知られていますが、原因を特定できない ...
間質性肺炎は完治しますか?
一部の感染症や薬剤が原因の間質性肺炎を除き、ほとんどの間質性肺炎は現在の医学では治癒できません。 「治癒」とはそれ以上治療を行わなくても、完全に治ることを意味します。
間質性肺炎 なぜ治らない?
肺は肺胞という小さな風船の集まりでできており、肺胞の周りを支えて包み込んでいる、外枠に相当する部位が間質です。 間質性肺炎では、この間質で炎症や損傷が起こります。 これを繰り返すことで肺胞の壁が厚く硬くなり、治療しても戻らなくなる場合もあります。 その原因はさまざまです。
間質性肺炎の咳はなぜ出るか?
間質性肺炎では、炎症が進むと肺胞の壁の部分(肺胞壁)が厚くなり、肺胞の形も不規則になって、肺全体が固くなります。 その結果、肺のふくらみが悪くなり、肺活量が落ちると同時に、酸素の吸収効率も悪くなっていき、息苦しくなったり、咳が出たりします。