咳(せき)は外からの異物に対する防御反応 肺や気管などの呼吸器を守るために、外から入ってきたほこり、煙、風邪のウイルスなどの異物を気道から取り除こうとする生体防御反応が咳(咳嗽=がいそう)です。 異物が入り込むと、まず咽頭や気管、気管支など気道の粘膜表面にあるセンサー(咳受容体)が感じ取ります。
なぜ咳を止めるのですか?
この反射が「咳」です。 例えば風邪を代表とする呼吸器感染症の場合、気道に侵入したウイルスなどの病原体を排除しようと咳症状が起こります。 ですから、咳は人間の防御反応のひとつとも言えるのです。 薬剤によって無理に咳を止めてしまうと、かえって病気が長引いてしまうこともあり得ると言われるのはこのためです。
熱はないのに咳が続くのはなぜですか?
熱はないのに乾いた咳が続くのはなぜ? 考えられる主な原因は次の通りです。 心因性咳嗽(しんいんせいがいそう) 風邪は完治したのに、咳だけが長く続いている場合、ストレス(心理社会的因子)が原因で起こる心因性咳嗽が疑われます。 空気の乾燥 空気が乾燥していると喉も乾燥するため、乾いた空咳が出ることがあります。 感染後咳嗽(かんせんごがいそう) 風邪等の症状が完治した後に、痰が出ない乾いた咳が長く続く状態で、夜(就寝前)や明け方に咳がでることが多いです。
乾いた咳が続く原因はありますか?
乾いた咳が続くよくある原因 といった原因が考えられます。 空気が乾燥していると 喉も乾燥するため、乾いた空咳が出る ことがあります。 喫煙により、気管支内にある繊毛の働きが低下すると、体内に入り込んだ異物を自然に押し出す機能も低下します。 その結果、 強制的に体内から異物を排除 しようとするため、 咳が出やすく なってしまいます。 風邪等の症状が 完治した後 に、痰が出ない乾いた 咳が長く続く状態 で、夜(就寝前)や明け方に咳がでることが多いです。 腎臓保護、心筋保護の目的や高血圧の治療に用いられる ACE阻害薬が原因で咳が出る 場合があります。 風邪は完治したのに、咳だけが長く続いている場合、 ストレス(心理社会的因子)が原因 で起こる心因性咳嗽が疑われます。 上記のような特徴があります。
咳は風邪や喘息の病気にかかった時に出ることがありますか?
咳は風邪や喘息など呼吸器の病気にかかった時に出るほか、健康な人でも急に冷たい空気を吸った時などに出ることがあります。