においの正体は脂肪酸の酸化や分解 中高年のポロシャツから検出されたのは、ノネナールという不飽和アルデヒド(有機化合物)の一種です。 このノネナールは若い人たちの体臭からはほとんど検出されないことから、いわゆるおじさん臭さの原因であると特定されました。
おじさんの臭い どこから?
具体的には頭、脇、耳まわり、首の後ろはもちろんのこと、背中やお腹などからも発生します。 皮脂の分泌量がもっとも多いのは「頭」です。 私たちの枕がいつの間にかおじさん臭くなるのは、就寝中に頭から出た大量の皮脂が枕にダイレクトに付着するためです。
ポマード臭い なぜ?
ポマードがどうして臭いかご存知ですか? 原因は、ずばり”ヒマシ油や木蝋の原材料臭”とその臭いをごまかすために”大量に添加された香料”です。 原材料臭の少ない鉱物性油ワセリンの配合による解消をベースにした香料の添加が効果的だとされています。
おばあちゃんの匂い なぜ?
加齢臭の原因物質はノネナールと呼ばれるもので、ノネナールは皮脂に含まれる「パルミトオレイン酸」と呼ばれる成分が酸化することで油臭く、青臭い臭いを出すことが分かっています。 そのため、加齢臭は一般的には古い油、ろうそく、古本、枯草、腐ったチーズのような臭いがすると言われることが多いようです。
どうして男は臭いのか?
男性の体臭は年齢によって変化します。 原因となる汗や皮脂そのものは無臭なのですが、酸化したり、雑菌が皮脂などを分解する際に、臭いが発生するのです。 中高年の男性が発する加齢臭は「ノネナール」という物質が原因で、1999年、資生堂などが発見しました。