妊娠すると、体の中ではたくさんの血液が流れるようになり、血液の量が増えるしくみになっています。 しかし、血液の中にある赤血球などの成分はあまり増えないため、お母さんの血液は薄まった状態になり、貧血になりがちです。
妊婦 貧血 なぜダメ?
妊娠中に鉄欠乏を引き起こすと、母体から鉄を受け取っているお腹の中の赤ちゃんへ影響を及ぼす可能性があります。 鉄欠乏が進むと貧血となり、更に胎児へお影響は大きくなる可能性があります。 また出産で血液は失われ、貧血は更に悪化し、その結果産後うつを発症する可能性があります。
妊娠貧血 どのくらい?
妊婦時にみられる貧血を総称して妊娠貧血と呼びます。 貧血とは、ヘモグロビン濃度が減少している状態で、妊婦では 11.0 g/dl未満、または、ヘマトクリット33%未満のものをいいます。
貧血 早産 なぜ?
早産とは 妊娠中は月経がなくなるため、鉄の排泄量は減少しますが、胎児や胎盤の発育のための鉄の必要量は増加します。 そのため、妊娠中は鉄欠乏性貧血になりやすいものです。 軽い貧血では自覚症状はありませんが、重い貧血になると、動悸、息切れ、疲れやすい、脱力感、立ちくらみなどの症状が起こります。
妊娠貧血 出血 なぜ?
胎児の赤血球を作るために、妊婦には通常の2倍の鉄が必要です。 その結果、鉄欠乏症が発生することが多く、しばしば貧血 過剰な出血が最も一般的な原因です。