産毛も含め体毛の役割は「体温を保つ、外からの刺激(紫外線、こすれ、衝撃など)から体を守る」というのが定説のよう。 確かに、毛が多く生えている場所には脳(頭)、生殖器(デリケートゾーン)、リンパ節や太い血管(ワキ)など大切な臓器があることから見ても、納得です。 14 мар. 2017 г.
腕に毛が生えるのはなぜ?
遠い昔、人や動物の体に生えている毛には、肌の保湿や断熱などの体温調節や、外的刺激から肌を保護する効果に加えて、有害な紫外線を防止する役割を果たしていました。 ムダ毛を含めた体毛が生えているからこそ、外気にさらされる事なく肌を守っているのです。 つまり、ムダ毛は、肌を外的な刺激から肌を守る役割も担ってきたといえますね。
なぜ足に毛が生えるのか?
人間の体には毛穴の他にも汗腺という小さな穴が無数に存在しており、汗をかくことで体温を調節しています。 肌を洋服で守る文化がなかった時代、そんな無数の穴が無防備な状態では、すぐに細菌が侵入する恐れがあったため、そういった外からの直接的な刺激や紫外線などから、毛が守ってくれるという効果があったのです。
なぜ毛を抜いても生えてくるのか?
毛乳頭の上の部分に「毛母細胞」というものがあり、この毛母細胞が毛乳頭から栄養をもらい、 細胞分裂することで毛が発生し成長します。 つまり、毛母細胞がある限り、いくら抜いても抜いても毛が生えてきてしまうのです。
なぜ陰部に毛が生えるのか?
人間の陰部はほぼ粘膜で覆われ、粘膜の再生能力はとても高く、傷ついてもすぐに修復されます。 とはいえ、繰り返して擦れたりする機械的刺激に対しては、皮膚ほど強くはありません。 だからこそ、周辺を毛で覆うことで保護するために、進化の過程で陰部に毛を残したと考えるのが合理的です。