血管が拡張すると、ますます周りの三叉神経が刺激されます。 すると血管の周りに無菌性の炎症が生じて、痛みが起きると考えられています。 さらに次々と炎症が引き起こされ、炎症反応が次々に血管を広がっていきます。 この刺激が脳の脳幹といわれる部分にある嘔吐中枢にも広がるため、吐き気や嘔吐の症状が起きるとされています。 11 июн. 2020 г.
吐き気や嘔吐は頭痛にとくにみられますか?
吐き気や嘔吐は、片頭痛などの血管性頭痛にとくにみられやすいのです。 上で述べたようなメカニズムで吐き気や嘔吐が起きていることを考えれば、頭痛そのものを頭痛薬でコントロールできれば、吐き気や嘔吐も軽くなることが考えられます。 実際、頭痛の治療自体がうまくいけば悪心もおさまってくることがあります。
吐き気はなぜ起こりますか?
そもそも吐き気はどうして起こるのでしょうか? 「吐き気」とは広い意味では、めまい、腹部全体の不快感、食欲不振、嘔吐感などの不快な感覚を指します。 脳の嘔吐反射中枢が刺激されると吐き気が起こりますが、この中枢が反応する理由は様々です。
吐き気が悪いのにうまく吐く人はいますか?
気持ちが悪いのにうまく吐けない時、指を喉の奥に突っ込んで吐く人も多いようですが、これは咽頭反射という神経の反射を利用した嘔吐です。 普通、嘔吐は上記のように吐き気とともに起こりますが、吐き気がなくても、胃の出口に腫瘍などができて狭くなると、胃の内圧が上昇し、結果的に嘔吐してしまうことがあります。