猫は自分の身体だけでなく、猫同士、または飼い主さんの手や顔などをペロペロと舐めることがあります。 飼い猫だけではなく、外で生きている野良猫でもその光景を見かけることがあります。 これは、猫が仲間と認めた相手にしか行わない「愛情表現」で、仲が良く信頼関係が結ばれた同士だけが行う親和行動の1つです。
猫が舐めてくれるのはなぜ?
猫が飼い主の手や顔をペロペロと舐めてくるのは、愛情表現です。 親猫が子猫の体を舐めてあげるのと同じように、「大好きだよ」「大切な仲間だよ」ということを飼い主に伝えているのです。 特に顔を舐めてくる場合は、最大限の愛情表現と言っても良いでしょう。
猫 足 舐める なぜ?
猫が家族の手足を舐めるのは、毛づくろいの延長と考えられます。 猫は親愛の情を示すために、親しい間柄の猫同士で毛くろいをするのです。 また、甘えたい気持ちの時にも相手を舐めて、気持ちを表現しています。 つまり猫が手足を舐めてくるのは、猫なりの愛情表現というわけです。
猫 耳舐める なぜ?
猫は匂いに敏感な動物です。 気になる部分はもっと詳しく調べようと舐めて唾液に匂いを含ませ、鼻に送り込むことがあるとか。 実は人の耳には、脇の下や足などと同様に匂いがする分泌腺があります。 猫はこの分泌腺の匂いを強く気にする傾向があるそうです。
猫がスリスリしてくるのはなぜ?
猫がすりすりする一番の目的は、縄張りのマーキングです。 猫には臭腺というにおいを出す器官があり、そこを対象にこすりつけることで自分のニオイをつけて縄張りを主張します。 マーキングというと物にニオイをつけることと考えている方も多いと思いますが、飼い主にすりすりしてくるのもマーキングの一種です。