胎児の頭が子宮口にない状態逆子(さかご)とは、胎児の頭が下にない状態のこと。 妊娠中期まで、胎児はぐるぐると子宮内で体勢を変えていますが、身体が大きくなるにつれ頭が重くなるので、通常は分娩が近づくと頭が下にきます。 逆子は、正式な医学用語では「骨盤位」といわれ、胎位の異常に分類されます。
逆子 何がダメ?
赤ちゃんはお腹の中で様々姿勢を変えますが、30週を超えて逆子だと分娩時まで戻らない可能性が高くなります。 分娩時の逆子のままだった場合、自然分娩だと難産になり、赤ちゃんにとってリスクがあります。
逆子 胎動 どのへん?
通常の胎児は、頭が下で足が上と逆さまの姿勢になっているため、お腹の上の方で感じやすいです。 一方で、逆子の胎動は頭が上で足が下となるため、反対に胎動は下腹部の方で感じやすくなります。 妊娠30週目くらいまでは、お腹の中でくるくると回る余裕があります。
逆子 何割?
妊娠37週時点で逆子(骨盤位)になっている割合はおよそ3%といわれていますが、そのほとんどは帝王切開分娩での出産となります。
何週で逆子なおった?
30週で頭位になっているのはおよそ85%ですが、34週ごろになると90%以上になり、予定日間近の36週になると約95%という具合にほとんどの赤ちゃんが分娩前までに頭位になってくるんです。 ――なるほど。 中期までは40%が逆子(さかご)で、そこから徐々に自然と「頭位」になっていくものなのですね。