歯並びや噛み合わせが悪いと、噛むたびに顎に負担がかかってしまうため、顎関節症になりやすくなります。 顎関節症とは、「カクカク音がする」「口が開かない」「顎が痛い」などの症状がみられる病気で、マウスピースや生活習慣の修正による治療のほか、最悪の場合は外科手術が必要となる場合があります。
噛み合わせが悪い どういう状態?
理想的な噛み合わせとは、上下左右の歯がきれいに並んで、噛んだときに歯や歯ぐき、歯の骨、あごの関節などに余分な力がかからない噛み合わせです。 悪い噛み合わせとは、歯が欠けたり抜けたりしてバランスが悪くなっている状態です。 悪い噛み合わせを放置しておくと、次の4つの危険性があります。
歯並びが悪いとどうなるの?
歯並びが悪いと、効率的にものを噛むことができなくなったり、不適切な力が顎の関節などに伝わったりするようになります。 すると、顎関節症や顔のゆがみ、頭痛や肩こりなどの原因となることもあるのです。 また、食べ物を十分に咀嚼しないまま飲み込むことで、消化管への負担も大きくなります。
奥歯の噛み合わせが悪いとどうなる?
奥歯の噛み合わせが悪いと、食事をしっかりと噛みしめられなくなります。 すると、無意識に噛む位置をずらすようになり、顎に負担をかけてしまいます。 そのような状態が長く続くと、顎の周辺の筋肉や関節に影響を及ぼすことになり、顎関節症のリスクを高めます。
歯の高さが合わないとどうなる?
だいたいは、下の奥歯のたかさが低いことで、顎の位置が後ろへずれこんでいく事が原因です。 ですから、奥歯を削れば削るほど顎が下がり、顎の筋肉が緊張し、縮こまることで歯がさらに強く当たることになります。