通常、皮脂は毛穴から汗とともに排出されますが、ターンオーバーがうまくいかない場合、毛穴の角質が厚くなり、毛穴の出口が塞がれ、皮脂が詰まってしまいます。 そうすると、皮脂を栄養源にしている「アクネ菌」が過剰に増殖し、炎症を起こして発疹ができる、つまりニキビとなります。
どうしておできはできるのか?
「おでき(正式名:せつ)」とは、毛穴の内部や皮脂腺、またはその周囲から黄色ブドウ球菌という細菌が感染することで発生します。 また、治るまでに時間がかかり、症状が進行すると、膿みの量や腫れが増大し、痛みが強くなっていくことが主な特徴です。 初期段階から腫れに厚みがあり、ボコッとしこりのようになります。
眉間のニキビ なぜ?
皮脂の過剰分泌 眉間や眉毛はTゾーンにあたり、皮脂の分泌量が多い場所です。 正しく洗えていないと、毛穴に皮脂が詰まってニキビを引き起こしてしまいます。 そこに皮脂をエサとするアクネ菌が繁殖した場合、炎症をともなう赤ニキビや膿の溜まった黄ニキビにまで悪化してしまうので、日頃から正しく洗って清潔に保つことが大切です。
にきび どうする?
ニキビには、皮膚の炎症や細菌の感染を抑える塗り薬を使用します。 その際、目の周辺部分には使用しないようにしましょう。 また、肌あれに効果のあるビタミン剤も内服するといいでしょう。 塗り薬は洗顔後に使用しましょう。
膿んだニキビ どうなる?
細菌も混じっていることから、この膿は体の外へ排出すると、治りが早くなります。 少量の膿であれば、放置していても自然に吸収されますが、多量の膿の場合、ニキビ自体が多量の膿に耐えられず破れてしまいます、これを自壊(じかい)と言います。