扁桃には陰窩(いんか)と呼ばれるトンネルのような穴がいくつもあいています。 この穴に細菌の死骸や扁桃自身の垢がたまり、白っぽい塊ができることがあります。 これを膿栓(のうせん)といいます。 膿栓それ自体は病気ではありません。
のどの白いブツブツ?
原因④急性扁桃炎 ウイルスや細菌の感染等により、のど奥にある扁桃腺(口蓋扁桃)に炎症が生じる疾患です。 発熱を伴いますが、発症初期や軽症の場合には発熱がみられない場合があります。 扁桃腺が赤く腫脹し、表面に白いブツブツ状のものが付着したり、全体に白い膜のようなもの(白苔)で覆われたりするケースが多いです。
扁桃炎 白い膿 何?
初期は口蓋扁桃が赤く腫れ、高熱が出て食欲不振や全身倦怠が生じます。 悪化すると扁桃が真っ赤に腫れて肥大し、ポツポツと白い斑点状の膿栓(膿つまったもの)が出てきます。 さらに悪化すると、白い膿(白苔)が扁桃全体に広がります。
扁桃腺 白い なぜ?
咽頭炎 のどの粘膜に風邪のウイルスや細菌が付着することによって感染し、炎症が起きた状態のこと。 のどが痛み、痰が絡むようになります。 扁桃腺は腫れていても、痛みや熱がない場合もあります。 咽頭炎の炎症がひどくなると、のどが化膿して扁桃腺に白い斑点が付着し、扁桃炎を引き起こす場合があるので十分注意が必要です。
喉に白い膿 何科?
のどが腫れており、白い膿がついている場合、主に急性扁桃炎や伝染性単核球症を疑います。 それぞれで原因と治療法が違い、共に悪化により入院加療が必要となる場合もありますので早期の耳鼻科専門医の受診が勧められます。