ノロウイルスが増殖できるのはヒトの小腸上皮細胞内だけです。 ここで増えたウイルスは糞便とともに排泄され、下水処理場へ運ばれ浄化、塩素処理されて河川に放流されます。 しかし、このウイルスは水の消毒に使う通常の塩素濃度では死滅しないので、感染力を保ったまま海水中を漂っています。
ノロウイルスはどこから感染する?
ノロウイルスは、汚染された食品や 便・吐しゃ物に接触した手を介して感染する「接触感染」、吐しゃ物などからの飛沫を吸入して感染する「飛沫感染」、吐しゃ物や下痢便の処理が適切に行なわれなかったために残存したウイルスを含む小粒子が空気中に舞い上がり吸入して感染する「空気感染」により、人から人へ感染していきます。
ノロウィルスはどこで調べるか?
●電子顕微鏡などによる検査 病院の外来で検査を受ける場合、素早く検査結果が判明するノロウイルス抗原検査が行われるのが一般的です。 大人の場合は内科や消化器内科、乳幼児や小児の場合は小児科で受けられます。
ノロウイルス よだれ うつる?
ノロウイルスは、感染力が非常に高いので、唾液のついた手での接触やキスでも感染する可能性があります。 感染している人がいる場合は、マスクをして手洗いをしっかり行いましょう。 また、タオルや食器などの共有は避けましょう。
ノロウイルス どんな食事?
ノロウイルスにかかった時の食事で最も大切なのは、胃腸に負担を与えないことです。 消化のよい食事を、少量ずつ頻回に分けて、ゆっくり食べるようにしましょう。 特に、発症から1、2日は、感染性胃腸炎の症状が強く現れるため、無理に食事をとる必要はありません。