原因食品は、水やノロウイルスに汚染された食品、特にカキを含む二枚貝が多く報告されています。 ノロウイルスは貝の体内では増殖できません。 二枚貝の生息域がノロウイルスに汚染されると、ノロウイルスを体内に蓄積してしまうと考えられています。 また、感染者の便や吐しゃ物に接触したりすることにより二次感染を起こすことがあります。
ノロウイルスはどうやって感染するの?
ノロウイルスは、汚染された食品や 便・吐しゃ物に接触した手を介して感染する「接触感染」、吐しゃ物などからの飛沫を吸入して感染する「飛沫感染」、吐しゃ物や下痢便の処理が適切に行なわれなかったために残存したウイルスを含む小粒子が空気中に舞い上がり吸入して感染する「空気感染」により、人から人へ感染していきます。
ノロウイルスはいつまでいるか?
その半面、ノロウイルスは寒冷や乾燥には強く、冷凍しても感染力は落ちず、乾燥したままで20日以上は感染力を持ち続けています。 患者のケアで特に注意が必要なのは、吐物や便を処理する場合です。
ノロウイルス いつが多い?
ノロウイルスは11~3月に流行する、感染性胃腸炎の原因となるウイルスです。 冬期が発生のピークではありますが、最近では年間を通して全国的に報告されています。 人から人へ接触感染するほか、ウイルスに汚染された食品を食べることで感染します。 潜伏期間は1日から3日です。
ノロウイルスはいつからうつる?
ノロウイルスの場合、感染から発症までの期間はおよそ24~48時間と、潜伏期間がかなり短いのが特徴です。 微細で感染力が強いため、いつの間にか感染してしまっていることが少なくありません。 ノロウイルスが流行する冬場に、突発的に嘔吐したり、下痢が続く場合には、感染している可能性が高いと考えられます。