ノロウイルスに感染したにもかかわらず、嘔吐などの特別な症状が出ないまま便中にウイルスを排出することがあります。 これを、「不顕性感染」と言います。 無症状であっても、身近な人に症状がある場合は自身も感染している可能性があるため、無自覚のまま感染源となる場合があります。 食品を取り扱う方などは特に注意が必要です。
ノロウイルスに感染したらいつ症状がでる?
ノロウイルスに感染すると1、2日の潜伏期間を経て、吐き気、嘔吐、下痢などが起こり始めます。 特に突発的に起こる吐き気が強く、嘔吐や下痢は1日中続きます。 発熱を起こす場合もありますが、大半は37度程度の微熱です。 そのほかに腹痛や頭痛、悪寒、体の痛み、咽頭痛、倦怠感などを伴うことがあります。
ノロウイルスにかかるとどんな症状が出ますか?
潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間で,主症状は吐き気,嘔吐,下痢,腹痛であり,発熱は軽度です。 通常,これら症状が1~2日続いた後治癒し,後遺症もありません。 また感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。
ノロウイルスはいつまで感染力がある?
その半面、ノロウイルスは寒冷や乾燥には強く、冷凍しても感染力は落ちず、乾燥したままで20日以上は感染力を持ち続けています。 患者のケアで特に注意が必要なのは、吐物や便を処理する場合です。 吐物や便には極めて多量のウイルスが含まれている一方で、ごくわずかでもウイルスが残っていると感染源になるからです。
ノロウィルスは何回もなる?
ノロウイルスは乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層にみられる感染症で、長期免疫が成立しないため何度もかかるのが特徴です。