脳梗塞の後遺症(脳出血などを含む脳卒中全般における後遺症)にはいろいろな症状があり、日常生活に支障をきたしてしまうものがほとんどです。 その中でも、多くの方が悩まされているのが運動や感覚に障害をきたす麻痺や言語障害、そして認知機能の低下です。
脳梗塞 後遺症 いつから?
脳梗塞のリハビリは3つの時期に分けて進めます。 脳梗塞の発症から約2週間までが急性期。 続いて発症から約3-6か月までが回復期。 その後は、自宅や施設に戻りリハビリを行う、維持期になりますが、最近では生活期と呼ばれています。
脳梗塞 後遺症 何割?
一旦脳梗塞を起こすと、ほぼ完治する人は約20%で、73%の方は何らかの後遺症を残し、死亡する人は7%と報告されています。
脳梗塞になるとどうなるのか?
脳梗塞では脳血管が狭まったり、塞がれたりすることで脳神経細胞に血液がいかなくなり、運動麻痺、感覚障害、高次脳機能障害、意識障害などのさまざまな症状が起こります。 脳に大きなダメージを与える脳梗塞は、治療後も後遺症として残ったり、数年のうちに再発したり……、さらには最悪の場合命を落とす可能性がある脳疾患です。
脳梗塞 リハビリ 何をする?
脳梗塞の後遺症に対して行う理学療法では、歩行練習、体力強化練習、基本動作練習、日常生活動作練習と呼ばれるリハビリを行います。 ・歩行練習:装具などを用いて、歩く練習をします。 免荷式トレッドミルという機械を使うこともあります。 ・体力強化練習:自転車などを用いて、心肺機能を強化する練習をします。