脳卒中は、かつて日本人の死因の1位を占めていましたが、近年死亡率は減少し、4位となっています(1位は癌、2位は心臓病、3位は老衰)。 しかし、これは救急医療の充実や治療法の進歩により、亡くなる患者さんが少なくなったためで、患者数は依然多いのが現状です。
脳卒中 死亡率 何%?
脳卒中による死亡者数と死亡率 割合にすると7.5%です。 悪性新生物(がん)によって死亡する方はもっとも多く、37万8356人(27.6%)でした。 脳卒中は死因の第4位で、悪性新生物と比べると死亡者数は少ないことがわかりますが、介護が必要になる原因としてはもっとも多くなっています。
脳卒中 なぜ死亡?
脳の血管が何らかの原因で狭窄(狭くなる)、閉塞(つまる)になるとその先にある脳細胞に血液が充分に行き渡らなくなります。 脳細胞は血液に溶けている酸素と糖分で生きているのでこれが足りなくなると脳細胞は死んでしまいます。 これが脳梗塞です。
死因何位?
2019年の死因の順位は昨年と同様,第1位「悪性新生物(腫瘍)」,第2位「心疾患(高血圧性を除く)」,第3位「老衰」,第4位「脳血管疾患」,第5位「肺炎」でした。 過去4年間の推移(表)をみてみると,「老衰」が第5位から第3位まで増えているのが一目で分かります。
死因 老衰 何位?
厚生労働省が「平成30年(2018)人口動態統計月報年計(概数)の概況」を公表しました。 この年1年間での死亡数は136万2482人で、前年より2万2085人増加しました。