持続的な吐き気の原因としてもっとも多いのが「胃腸炎」です。 胃、小腸、大腸のいずれかの器官の粘膜に炎症が起きている状態です。 各器官において微生物が感染を起こして胃腸炎に至るケースが一般的ですが、稀に薬の投与によって胃腸炎になる場合もあります。
吐いた時は何科?
内科・消化器内科 胸部や腹部の不快感を伴う吐き気・嘔吐があるとき、頻度が高いのは消化器系の病気です。 胃腸炎、逆流性食道炎、虫垂炎、腸閉塞、腹膜炎、消化器のがんなどが疑われます。 内科・消化器内科を受診するとよいでしょう。
吐いてしまうのはなぜ?
また、嘔吐とは胃や腸の内容物を口から吐き出すことをいいます。 体内に入り込んだ異物や、毒性のあるものを体外に排出するための防御反応として起こる場合もありますが、急性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、腸閉塞症(イレウス)のほか、片頭痛やメニエール病、脳腫瘍などの病気が原因で起こる場合もあります。
嘔吐 何日も続く?
受診の目安とポイント 吐き気や嘔吐が数日から1週間以上続く、繰り返すなど、なかなかよくならない場合も一度病院で相談しましょう。 原因によって専門科目は分かれますが、まずは内科や消化器内科で相談するとよいでしょう。 また、吐き気・嘔吐は消化器以外の病気でも起こりうる症状です。
嘔吐 どういう時?
どんな人に、どんなときに現れるか 吐き気・嘔吐は乳児から成人まで、誰にでも起こります。 消化管の機能障害、抗がん剤などの薬剤、細菌やウイルスへの感染、自然毒などの毒物のほか、乗り物酔い、脳や中枢神経系の病気、糖尿病などの全身性疾患、精神疾患、妊娠初期など体内の代謝の変化、異物の誤飲など、原因は多岐にわたります。