膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)は、ひざにあるお皿の骨(膝蓋骨)が正常な位置から内側あるいは外側にはずれてしまう病気です。 膝蓋骨を英語でpatella(パテラ)ということから、膝蓋骨脱臼は「パテラ」とも呼ばれています。
パテラどうしたら?
具体的には、鎮痛剤やサプリメントの投与、運動の制限、生活環境の改善、肥満の場合には減量などです。 しかし、根本的な治療ではないため症状が悪化する可能性があります。 歩行の異常や痛みが頻繁にある場合や、根本的な治療を希望する場合には外科手術を行います。
犬 脱臼したらどうなる?
さらに放置してしまうと、骨が変形してしまい、膝を曲げた状態で歩いたり、まったく歩けないなどの症状が現れます。 後遺症となって残ってしまうこともあるので、早期に適切な処置をすることが大切です。 少しでも脱臼が疑われる場合、すぐに獣医さんと相談しましょう。
パテラ 手術しないとどうなる?
2歳以下の若齢犬で症状がグレード2以上の場合、重症化を防ぐために手術をおすすめしています。 脱臼は放置していると症状が進行するだけでなく、患肢をかばうように歩くことで反対側も過負担によって変形したり、関節炎になったり、脱臼したりします。
犬の脱臼は治りますか?
脱臼があっても症状がみられない場合や、軽い症状はあるものの数か月に1回程度脱臼する場合では、内科的な治療(内服薬、サプリメント、筋肉注射など)で経過をみることがあります。 症状が進行する前に整復手術を行えば、手術時間も短縮され、回復も早まります。