なぜ動物を数えるのに対になっているものを表す「匹」を使うのでしょうか。 . 当然、馬の尻を見つめる機会も多かったため、馬の尻(しり)が2つに割れていることがイメージとして強く焼きつき、2つに割れた尻の対を持つもの、そして綱(つな)に繋(つな)いで“引く”動物、という意味ともあわせ、馬を「匹」で数えました。
動物を数えるときには「匹」ですか?
動物を数えるときには「匹」「頭」どっちですか? 普段、犬・猫は1匹2匹と言います。 馬や牛は1頭2頭と言います。 でも大きい犬は1頭だった気がするような。 調べてみると匹という字は馬のお尻が左右ふたつに分かれているからの造形から来た文字のようです。 でも馬は匹と数えません。 さて、動物というと哺乳類を思い浮かべますが、「匹」はいろいろな動物に使われています。 昆 虫類は、「匹」で数えます。 でも、学術的には「頭」です。 日常で、「トンボを2頭」捕まえたなんて言っていると、オカシイと思われちゃいますね。 魚 は、活きて泳いでいるうちは「匹」ですが、食材になると「尾(び)」で呼ばれることが多いです。 両 生類は、「匹」ですね。 「カエル」、「イモリ」、「サンショウウオ」などは「匹」です。
なぜ馬を「匹」で数えるのですか?
例えば、織物2反で「1匹」と数えたり、「匹敵」といえば、2つのものが互角であることを表します。 なぜ動物を数えるのに対になっているものを表す「匹」を使うのでしょうか。 昔、人間にとって最も身近で生活に欠かせない動物(家畜)は馬でした。 荷車を引かせたり、農耕をさせたり、人間はいつも馬の背後からその姿を見てきました。 当然、馬の尻を見つめる機会も多かったため、馬の尻 (しり) が2つに割れていることがイメージとして強く焼きつき、2つに割れた尻の対を持つもの、そして綱 (つな) に繋 (つな) いで“引く”動物、という意味ともあわせ、馬を「匹」で数えました。 『源氏物語』や『今昔物語集』にも馬を「匹」で数える用例が見られます。
匹(馬)が動物の数え方となったのは何ですか?
匹(疋)が動物の数え方となったのには、 「馬」 が関係しています。 馬はかつてはとても身近な動物で、運搬や農耕に大活躍。 その 馬の大きなお尻と馬につけた引き綱から 、「匹」という漢字が生まれました。
なぜ「二匹」と読むのですか?
次に「二匹」の場合は、基本的に発音に変化はなく、そのまま「ニ+ヒキ」と読みます。 ここでは私たちの先祖の遺伝子は働いていないようです。 ただし、「二郎」や「二男」などの「二」を「ジ」と読むのは呉音の例外です。