脳の血管が拡がって痛む「片頭痛」 頭の周りの筋肉が緊張して痛む「緊張型頭痛」 何らかの理由で脳の血管が急激に拡張して起きるのが「片頭痛」です。 脳の血管が拡張することで、周囲の三叉(さんさ)神経を刺激し、刺激で発生する炎症物質がさらに血管を拡張して「片頭痛」を発症します。
偏頭痛はどうして起こるんですか?
片頭痛は三叉神経が分布する側頭部の血管拡張による炎症が引き起こす 片頭痛の脳内では、まず始めに、体のリズムや環境の変化によるストレスで脳内物質のセロトニンが消費され枯渇します。 このため側頭部に分布する三叉神経が興奮して、側頭部の脳硬膜血管周囲に、血管拡張物質CGRPが放出されます。
偏頭痛 どのくらい痛い?
痛みは1〜2時間でピークに達して、4時間程度で終わることもあれば、3日ほど痛みが続くこともあります。 痛みが過ぎれば体調に問題がないことが多いです。 頭痛の最中に体を動かすなどして頭の位置を変えると痛みが増し、ガンガンと頭が響くなど、症状が悪化するのも特徴です。
偏頭痛 どのへん?
血管が拡張することでズキズキとした拍動性の痛みが生じるのが片頭痛です。 主にこめかみから目のあたりが発作的に痛み、痛みの発作は4時間~数日間続きます。 片側に現れることが多いですが、両側から痛むこともあり、痛みが起きると、光や音、においに敏感になるのが特徴です。
頭痛を治すにはどうしたらいいですか?
頭痛タイプ別 対処法 筋肉の緊張をほぐすために、入浴や蒸しタオルなどで首や肩周辺を温めたり、ストレッチやマッサージをするとよいでしょう。 血管を広げる入浴や運動、マッサージは厳禁。 痛む部分を冷やして、静かな部屋で横になって休みましょう。 痛みが集中して起きている期間は、飲酒や喫煙は控えた方がよいでしょう。