血管が拡張することでズキズキとした拍動性の痛みが生じるのが片頭痛です。 主にこめかみから目のあたりが発作的に痛み、痛みの発作は4時間~数日間続きます。 片側に現れることが多いですが、両側から痛むこともあり、痛みが起きると、光や音、においに敏感になるのが特徴です。
偏頭痛の原因は何?
何らかの理由で脳の血管が急激に拡張して起きるのが「片頭痛」です。 脳の血管が拡張することで、周囲の三叉(さんさ)神経を刺激し、刺激で発生する炎症物質がさらに血管を拡張して「片頭痛」を発症します。 心身のストレスから解放されたときに急に血管が拡張することがあり、仕事のない週末などに「片頭痛」が起こることもあります。
偏頭痛とはどんな症状?
片頭痛発作は通常4~72時間続き、片側の拍動性頭痛が特徴です。 頭痛の程度は中等度~高度で日常生活に支障をきたします。 また、階段の昇降など日常的な運動により頭痛が増強することも特徴のひとつです。
偏頭痛 どんな人がなる?
偏頭痛になりやすいのは、 完璧主義、努力家、神経質な性格の人 に多いと言われています。 また、肉親に同じような頭痛を持つ人が多く、10〜20歳代で発症する人が多いようです。
偏頭痛はどうしたら治りますか?
片頭痛の治療 片頭痛の治療は、症状が軽い場合は鎮痛作用のあるアセトアミノフェンや非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)が用いられますが、治療薬の中心はトリプタンの飲み薬です。 片頭痛のおもな原因は、先に述べたようにCGRPの過剰放出ですが、トリプタンにはこれを抑制する作用があり、服用すると約30分で効果が現れます。